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和紙のことなら何でも御相談ください

和紙づくりcreate

西嶋和紙が皆様のお手元に届くまでを御紹介します。
特色ある原料や製造工程を経ることにより、西嶋和紙独特の「墨色の発色」「にじみ具合」「筆ざわり」などが醸し出され、多くの書道家や書道愛好家に愛用されています。

原料

 和紙の原料は、楮や三椏などがよく知られていますが、西嶋の書道用紙の主原料は、地元で生産している稲を刈り取った後の稲ワラやみつまたの入った故紙、マニラ麻などです。


稲わら

製造工程

@故紙煮熟
繊維を柔らかくするために苛性ソーダで煮ます。 紙屋さんの近くを通ると独特のにおいがします。
A叩解・漂白
各自の原料と共同処理した原料を配合し、細かく叩解します。 この配合により、紙屋さん独自の和紙ができあがります。
B手漉き抄紙
一日に600枚〜900枚の和紙を、一枚ずつ丁寧に漉きます。 セイコー式簡易抄紙装置の開発により、職人さんの負担が軽減されました。畳一枚分ほどの紙を、全体の厚みが均一になるように、また、一枚ごとの厚みも均一になろように漉く技は、まさに円熟した職人技といえます。
C圧搾
紙を漉いた翌日、プレス機で一日かけゆっくりと水を搾ります。
D天日乾燥
プレスからはずしてそのまま一ヶ月ほど天日で乾燥させます。 乾いてもかなり重いです。
E乾燥
一枚ずつ剥がし、乾燥機に丁寧に貼って乾燥させます。 濡れて重なっている畳一枚分ほどの薄い書道紙を、破れないように一枚ずつ剥がす様子を想像してみてください。職人さんはいとも簡単に仕事をしているように見えますが、だからこそ、まさに培われてきた職人技といえるのです。
F検品
傷やシワがないか一枚ずつ確認します。
G断裁
寸法にあわせて、耳を切り落とします。※食パンの耳と同じです。
G梱包・出荷
丁寧に梱包し、全国に発送します。
@故紙煮熟 A叩解・漂白 B手漉き抄紙
C圧搾 D天日乾燥 E乾燥
F検品 F検品 G断裁
H梱包・出荷

原料協同処理工場

 組合の原料協同処理施設でワラやバナナ、マニラ麻などの処理の難しい原料を処理します。

工場見学

  •  どなたでも見学することができ、毎年2000人以上の方が見学にいらっしゃいます。
    一瞬たりとも気が抜けない繰り返される作業、卓越した技術など、職人さんが真剣に紙を作っている姿は一見の価値があります。本物の「もの創り」の現場がそこにあるのです。
  • ◎見学希望者は、当組合、もしくは「なかとみ和紙の里」に御連絡ください。
  • なかとみ和紙の里

    ◎営業時間:9〜17時
    ◎休館日:毎週火曜日(※火曜日が祝日の場合は翌日)・12月28日〜1月1日
    ◎TEL:0556-20-4556
    ◎FAX:0556-20-4558
    ◎URL:https://www.town.minobu.lg.jp/washi/
    ◎mail:washinosato@town.minobu.lg.jp

西嶋和紙工業協同組合

〒400-0606
山梨県南巨摩郡富士川町十谷上の段3714

TEL/FAX 0556-42-3234
E-mail   nishijimawashi@gmail.com
     info@nishijima-washi.jp